ニャン尾塗中 +1

スコティッシュフォールド♀と柴犬♂と僻地の山里で暮らす、孤独癖アイドルヲタクのセミリタイア医師が、ちょっと仕事、時に美食し、稀に外国旅行致します。。。

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【アルツハイマー病は「脳の糖尿病」】2つの「国民病」を結ぶ驚きのメカニズムをコウノメソッド実践医が簡略紹介する

 

アルツハイマー病は「脳の糖尿病」 2つの「国民病」を結ぶ驚きのメカニズム (ブルーバックス)

アルツハイマー病は「脳の糖尿病」 2つの「国民病」を結ぶ驚きのメカニズム (ブルーバックス)

 

 

皆さんおはようございます猫枕です。

 

2回連続ですが医学関連書のご紹介です。

 

ワタクシの所属する【コウノメソッド】認知症治療研究会でも問題となっている話を他のドクターの著書で再考致しました。。。

www.nanmanda.com

 

 

アルツハイマー病と糖尿病は並行して増えている

 

ロッテルダムスタディの研究成果で、

 

『糖尿病はアルツハイマー病の発症リスクを2倍にする』

 

と言われていますが、日本でも九州大学の久山町研究で同様の報告がなされています。

 

糖尿病の人は高血圧、脂質異常症などを合併しやすいため動脈硬化の進行が早く、色々な脳血管障害になりやすい。

 

特に、ラクナ脳梗塞という小さい梗塞巣(直径15mm以下、多くは3~5mm)を多発しやすく、これ自体も脳血管性認知障害を起こしますが、同時にアルツハイマー病の重大な危険因子であって、両者が同時にみられます。

 

海馬の細胞は膵臓のβ細胞と似ている

 

糖尿病の主役は膵臓のランゲルハンス島の中のβ細胞から分泌されているインスリンというホルモンです。

 

このインスリンが、認知症の重要な舞台である海馬 Hippocampus の中でも作られています。

 

f:id:bungo1495:20190923173453p:plain

 

インスリンは記憶物質でもある

 

膵臓で分泌されて血糖値の調節をしているインスリンは、脳に働いて記憶物質としても重要な役割をしています。

 

脳のエネルギー源はブドウ糖ですが、これを海馬に取り込むのをインスリンが助けるのです。

 

インスリンの働きを左右するリレー走者

 

インスリンのようなホルモンが細胞に働くためには情報伝達の化学反応が何段階もリレーしてバトンタッチせねばなりません。

(カスケード反応)

 

(出典:本誌121ページ)

 

糖尿病だとその途中段階で障害が起きやすく(インスリン抵抗性)、インスリンが脳内で記憶物質として十分働けず、アルツハイマー病になりやすいのです。

 

なぜインスリンが働かないとアルツハイマー病になるのか

 

インスリンは脳の中で、神経細胞の生存、修復を支え、記憶を作り、アミロイドβタンパク(アルツハイマー病の原因)を分解する作用を持っています。

 

インスリンがうまく働かないとアミロイドβタンパクが蓄積し、それがさらにインスリンの情報伝達を悪化させる悪循環を招いて、アルツハイマー病を進行させるのです。

 

結論

 

アルツハイマー病の基本的な原因は、脳内でのインスリン抵抗性の存在である。

 

即ち、

 

『アルツハイマー病は脳の糖尿病である』

 

と言えます。

 

f:id:bungo1495:20190923174818p:plain

 

尚、鬼頭先生のメカニズムの本は素人には難解過ぎるため、小生が大幅に簡略化してご紹介致しました。

 

これでは簡単過ぎて却って腑に落ちないとご不満の方は、是非上記の本をお読みになってみて下さい。 

 

 また、【NHKガッテン❗️】のムックにも分かりやすい記事がありますので、こちらも併せて読んで頂くと理解が深まると思います。

www.nanmanda.com

 

 

 

 

最後までお読み頂き有難うございます。