認知症講話7/30【『キレる老人』―――『我慢する脳』が破綻するとき】高齢者のパーソナリティ障害は加齢とともに多く激しくなり、一部は認知症へ移行する。

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(出典:youtube.com)

 

皆さんおはようございます、ねこまくりです。

 

認知症講話、今日は波平さんでおなじみの【キレる老人】についてお話致します。。。

 

 

社会問題になりつつある【キレる老人】

 

キレる老人?

 

かつて『キレる』といえば若者特有のイメージでしたが、最近は【キレる老人】が問題になっております。

 

『子供が騒いでうるさい』

 

という理由で老人が暴力をふるうことがあります。

 

被害妄想や幻聴、錯覚や誤解などが背景にあると推測させる事件が増えています。

 

キレずに我慢する脳の領域

 

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(出典:minnanokaigo.com)

 

我慢する力は前頭葉のはたらきです。

 

【前頭葉基底部】や【背外側前頭前野】の部位などが該当します。

 

前頭葉基底部は理性的な抑制。

 

背外側前頭前野は自制心を保持します。

 

この領域の脳が衰えてくると、人はキレ始めます。

 

我慢できずカッとなって激怒します。

 

脳内のホルモンや神経伝達物質

 

セロトニンやオキシトシン、GABA

 

などの分泌が衰退すると冷静さを欠いてキレやすくなります。

 

適度な運動をしてセロトニンの活性を高めたり、

 

笑いや感動で幸せや喜びの感情を呼び起こしたり、

 

園芸や工芸や音楽などのアクティビティで脳を活性化しましょう。

 

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(出典:tyojyu.or.jp)

 

広い視野と人間関係を保ちましょう

 

狭い人間関係の中で、閉鎖的な生き方をしていると怒りやすくなる傾向があります。

 

社会的な活動に参加して【豊かな心】を育みましょう。

 

『キレた』老人の脳はどうなってる?

長谷川式簡易知能評価スケールなど

 

長谷川式やミニメンタルステート検査では正常範囲。

 

これらは状況認識や記憶力を調べるテストです。

 

脳血流SPECT検査

 

前頭葉のはたらきが低下。

 

特に、背外側前頭前野の低下が目立つ。

 

これは、自制心を失いやすい心理的傾向を裏付ける結果です。

 

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(出典:researchgate.net:このキレたご老人のSPECTではありません)

 

高齢者のパーソナリティ障害

 

高齢者は加齢とともに、被害・損害を受けているという錯覚や妄想を持ちやすく、興奮して攻撃的言動に走る特徴があります。

 

キレる老人は、【我慢する脳】が侵されてしまった人に加えて、【高齢者のパーソナリティ障害】に該当する人が相当数含まれているはずです。

 

注意が必要なのは、その人たちの一部がやがて認知症へ移行していく可能性があることです。

 

働き盛りの現役世代から認知症を遠ざける準備をしよう

 

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(出典:boxil.jp)

 

孤独と孤立には認知症が忍び寄ってきます。

 

豊かな心と前向きな気持ちを保ち続けて、社会的活動や趣味・特技をゆっくり深めて、現役世代から認知症を遠ざける準備をしておきましょう。

 

 

 

 

最後までお読み頂きありがとうございます。

 

※7/23の認知症講話はGoogleアドセンスからポリシー違反だとの指摘あり、削除させて頂きました。