認知症講話6/28【高齢期の愛のかたち】ロスの連続する時期、認知症を通し夫婦関係・家族関係を見つめ直しましょう

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(出典:kinokuniya.co.jp)
 

皆さんおはようございます猫枕です。

 

今回から認知症講話はブログのみです。

 

聴衆のない講話は寂しくて、どこの何がウケるか分からずつまりませんね~

 

しかしワタクシの専門ですからバンバン語らせて頂きましょう。

 

(毎度、伊古田俊夫先生の本の抜粋ですが)

 

今回は【高齢期の愛のかたち】についてです。。。

 

 

子や孫との交流

 

高齢期の大切な生きがいの1つに子や孫との交流があります。

 

子が社会で活躍する様子や、孫がすくすくと育つ姿を見守るのは、この上ない喜びを与えてくれるものです。

 

が、しかし、

 

病気になった子供の看病や、育児放棄された孫の養育の全責任を背負わされた時、

 

その負担はとてつもなく大きなものとなります。

 

これは決して珍しいことではありません。

 

愛情ゆえのストレスに押しつぶされることのないよう、ご自分たち老夫婦だけで重荷を背負わないようにしましょう。

 

外部の専門家に相談することで道が開けてくるはずです。

 

孫の問題なら教育相談機関へ、子の病気の問題なら医療機関や相談機関に相談してみましょう。

 

高齢期に長期間続く精神的な苦しみは、うつ病や認知症に容易につながりますから。

 

「ロス」の悲しみと苦しみ

 

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(出典:wowma.jp)

 

高齢者の愛は、その深さ、大きさゆえに当人を苦しめることがあります。

 

例えば「ペットロス」

 

長年ともに暮らしてきたペットの死は独特の喪失感をもたらし、特有の深い悲しみ、気分の沈み込みをもたらします。

 

高齢期は「ロスの連続する時期」です。

 

同時代をともに助け合って生きた親友や兄弟姉妹、親族、ペットとの別れや死があります。

 

ロスの厳しい現実を受け入れ、無欲に淡々と生きていく覚悟も必要かもしれません。

 

恋する高齢者の結婚をどう考えるか

 

事例はそう多くないと思いますが、老人施設の中でも恋は生まれています。

 

施設を出て二人だけでの生活を始める実例もあります。

 

が、施設の中での「淡い恋」にとどめてお付き合いするのが適切なことが多いようです。

 

認知症は進行性の病気で、先行きが不安定ゆえ、一時の勢いに任せるのは不適切です。

 

男性は高齢期でも性的欲求が持続しているので、その欲求の高まりだけで暴走したのでは問題です。

 

周囲の人たちは冷静な判断が求められます。

 

夫婦関係と認知症

 

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(出典:info.ninchisyo.net)

 

核家族化時代の今、人が認知症になり始める時の家族構成は、夫婦二人暮らしであることが多いようです。

 

ゆえに、片方が認知症に陥り始めた時、配偶者の態度や対応の仕方が決定的に重要です。

 

『このアホ❗️』

 

『間抜け❗️』

 

などにとどまらず、酷い暴言に苦しめられることは多いと思われます。

 

認知症が始まりかけた人に対して、暴言や押し付け、問い詰めたり、ミスを責めたりすると、急速に認知症を悪化させてしまいます。

 

家族に認知症の兆候がみられたら、夫婦・家族関係を見つめ直すことが必要です。

 

安心感、優しさや穏やかさで夫婦関係を包み込めたら、認知症の進行も穏やかになっていくに違いありません。

 

 

 

最後までお読み頂きありがとうございます。